いっしょに歩こう。

2002年2月18日
一緒に住むって話が出たのは、いつだったろう。

あたしたち二人は3月に大学を卒業するけれど、就職をしない道を選んだ。

あたしは、彼のようにしっかりした考えからではなく、まぁ、やりたいことがあって夢があって、でも逃げみたいな部分も多少あるっていう感じで、人に誇れるような道ではないけれど。
 
 

なんか違うと思いながらやっていた就活を夏休み明けにやめて、彼に出会った。

それまでは、なんだか自分の夢に自信が持てなくて、就職してからでもその道に行けなくもないし、親の希望通り、ちゃんと就職しなくちゃ、と思っていた。

自分に嘘をついているような、でも自分もそれを望んでいるような、よくわからない感じ。
実はそれは今も、はっきりとはしていない。

友達やまわりの人が卒業して、ちゃんと社会人になろうとしているのに、自分はいつまでこんな子供みたいな考えでいるのだろう、と思う。
 
親にも心配かけてばっかりで本当に忍びない。

 
 
 
けれど、彼の考えを聞いてると、この道で精いっぱいがんばりたい、とそう思える。 
 
 

出逢ったばかりの頃、将来についての不安は今よりもたくさんたくさんあった。

その中のひとつにこの道を選んだことによっての経済面への不安があって、今までは親からの仕送りで生活をしていた身だし、本当にひとりでやっていけるのかと思っていた。

そんなことを話していて、「じゃぁ、一緒に住もうよ」って話になったのが最初かもしれない。

確かに、都心に住むには一人では狭い部屋に高い家賃を払うってのが普通だし、二人で家賃を折半すれば、少ない収入でもだいぶ楽になる。
 
 
 

けれど、始めはあたしはそれは無理だって思ってた。

今まで付き合った彼氏とも、あんまりいつも一緒にいすぎるのは好きじゃなくって、自分の家とかに来てもらうのは好きじゃなかった。

いつも一緒にいすぎると、なんかうざく感じてしまって、うまくいかなくなるような気がしていた。

 

でも、彼とは違う。
付き合い出してから、ほとんどの時間を一緒に過ごしているけれど、もうほんとに生活の一部のようになっている。

最近ではちょっと会わないと、なんだかヘンな気分。

友達にも、びっくりされる。
今までのあたしとはだいぶ違っていて(笑)
でもそれだけ、合ってるってことなんだねってうらやましがられる。

 
 
始めは無理だって思ってたあたしも、だんだんこの人とならやっていけるかも、って思い始めてでも、まだとまどっていた頃。

その話をしていて、もう頭の中がぐちゃぐちゃで「あーもうどうしよう」って言ってたら、真面目な顔で「一緒に住もう」って言ってくれた。

いつも「住もうよ」って言われて、あたしがふざけて「えーやだ」とか言ってて。
そんな雰囲気でしか言われたことがなかったので、そのときは密かに涙が出そうになった。

 
 

そんな彼と、4月からふたりで暮らすことに決めました。

今日部屋を見てきて、いい物件があったので決めてきました。

 
なんだかしんじられないけれど。
まだまだすべきことはたくさんあるけれど。
これからどんな困難な道が待っているかわからないけれど。





ふたりなら大丈夫だと、信じたい。
 

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